温州ミカンの中に含まれる物質ヘスペリジンに、
強力な抗アレルギー作用があることが、 近畿大学農薬学部の研究でわかりました。 |
『昔からミカンを風呂の中に入れると、肌がなめらかになり、
かゆみが消えたなどという民間伝承から、何が作用しているか調べ始めた。
その結果、人間のかゆみはマスト細胞が破れて、
中からヒスタミンが放出されることから始るが、
ヘスペリジンにはマスト細胞の膜を安定化するなどの作用があり、
このため細胞が破れずにヒスタミンが抑制されているのではないか。
実験でも、アトピー性皮膚炎、ぜんそく、じんましんなどの
I型のアレルギーに効果が非常に高いことがわかってきた。』と説明しています。
有効な食べ方
このペスペリジンはミカンの部位でも、黄色い外果皮と果肉の間にある、
白い中果皮に最も多く含まれているようです。
ミカンを食べる際には、この白い中果皮を
わざわざきれいにとって食べる人が多いですが、
この中にヘスペリジンがあるので,
そのまま食べることが大切なのだそうです。
ミカン風呂にする場合
ミカンの皮をを丸ごと5、6個入れると効果があるようです。
みかんの皮をガーゼなどで包み入浴してください。
(この時に「こだわりミカン」を使っていただければ、農薬の心配がありません。)
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